チャプレン室



普段は健康な人でも、体調を崩したり、病気を疑う症状が続いたりすると、不安で心細くなるものです。病院を受診する理由は、人さまざまですが、治療によっては入院が必要となります。そうすると、普段の家庭での生活から一時離れて、入院生活を送ることになります。
病院では、さまざまな職種のスタッフが協力して、病気や怪我の治療にあたります。身体のケアにとどまらず、病気や生活上の気がかりや不安、治療・療養にかかる費用や経済的な問題などの相談を受け、患者や家族が抱える負担の軽減にあたっています。
人は、身体的、精神的、社会的な存在の意義を持って生きていますが、霊的な次元においても、その存在の意義を持っています。霊的な次元とは、人が生きていく上で、大切な他の存在とのつながりの中において生きている意味内容のことです。霊的であることは必ずしも宗教的であることを意味しませんが、宗教性は霊性と深く関わっています。
病院のチャプレンは、これまで「病院付き牧師」と訳されてきましたが、本来は、医療・福祉等の臨床の現場における専門職です。わたしの知っている、ホスピスで働いているチャプレンが、自分は「心のケア」にあたっていると自己紹介しています。
わたし自
身も、自分の働きを幅広く言えば、心のケアと考えています。日々、さまざまな場面で患者さんや家族の方と関わる機会がありますが、それらはみな一期一会の出会いによるものです。その大切な出会いをさらに大切な関わりにしていきたいと思い、病床を訪ねてお話をしたり、チャペルでもたれる礼拝の時間を共にしています



病院だけでなく、病院グループの諸施設、衣笠ホーム、衣笠ろうけん、長瀬ケアセンターにおいても礼拝や集会、訪問の働きをしています。


楕円: 基本理念
ミニストリー・オブ・プレセンス
(Ministry of Presence)

       ○キリストが行われたミニストリーに従い、一人ひとりの痛みに触れ、
        病や傷を負う人を理解することに努めること。
       ○全人的な存在として生きる人の必要が満たされるよう祈りを共にし、
        生かされている喜びと感謝とを分かち合うこと。

〜聖句(マタイによる福音書25章40節)〜

『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の
一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』

楕円: 使命
                                               
人ののスピリチュアリティーを広く理解することに焦点を当て、
危機を経験している人への援助的介入を通して心のケアを行うこと。
 チャプレンは・・・
  1. プレゼンス(共にあること)の力を信頼し、臨床において人と出会い
  2. それぞれに固有な価値観や信条を尊重しつつ、人の語りに耳を傾け
  3. 一人ひとりが抱く希望を支えられるように、共に祈り願い、霊的な存在意義を持って
    生きている人を理解することと援助することに努める。
楕円: 働き
                                               
@病床訪問、カウンセリング等、臨床におけるケアの提供
A礼拝(チャペル・サーヴィス)の準備と司式
B病床での洗礼や聖餐の希望に対応すること
C葬儀、結婚式、記念会の希望に対応すること